インプラント
インプラント治療について

インプラント治療とは、歯が抜けてしまった部分の顎骨に、チタン製の人工的な歯根を埋入し、その上から人工歯を取り付ける方法です。チタンは人体とのなじみが良く、骨としっかり結合する性質を持つため、ご自身の歯のように安定した噛み心地が蘇ります。
見た目も周囲の歯と遜色なく仕上がり、ブリッジのように隣の健康な歯を削る必要がない点も大きな利点です。
このような方にお勧めです。
- 歯が抜けてしまった
- 使用中の入れ歯が合わない、違和感がある
- 入れ歯が原因でしゃべりづらい
- 入れ歯の手入れが面倒
- しっかり噛めるようになりたい
- 入れ歯のバネの部分が目立つのが嫌
- 入れ歯だと食事が美味しくない
- 自分の歯を残したい
当院のインプラント治療

インプラント治療は、失った歯を補うだけでなく、口腔全体のバランスを考慮することが不可欠です。当院では、自然な美しさと確かな機能性を両立させ、長期的に快適にご使用いただけるインプラントを目指します。そのために、歯科用CTによる精密な検査でリスクを徹底的に評価し、安全な治療計画を立案。丁寧な手術はもちろん、治療後のメンテナンスまで責任を持って行い、患者様一人ひとりにご満足いただける治療を提供します。
- 費用
- 440,000円(税込)
- 回数/治療期間
- 5~6回/1~3年
メリット
- 天然歯に近い仕上がりになります
- 1本単位で埋入できるので、他の歯への負担がありません
- しっかりと噛むことができます
デメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
- 外科手術が必要になるため、患者様に体力的な負担がかかります
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
- 術後に痛み・腫れ・出血・合併症を伴う可能性があります
インプラント治療の流れ
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Flow01カウンセリング

患者様のご希望を詳しくお伺いし、同時に治療に関するあらゆる疑問や不安にお答えします。手術への恐怖心や治療期間についてなど、どんな些細なことでも遠慮なくお話しいただき、ご納得の上で治療に進めるよう努めています。
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Flow02検査

安全なインプラント治療に、歯科用CTによる精密検査は欠かせません。お口の中を三次元の立体画像で撮影することで、顎の骨の量や周辺の神経や血管の位置まで正確に把握することで、手術に伴う合併症のリスクを最小限にすることができるので、CTは不可欠な検査です。
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Flow03治療計画のご説明

CTなどの検査結果に基づき立案した治療計画は、患者様にご理解いただけるよう丁寧にご説明します。インプラント治療にかかる期間や通院回数は、お口の状態によって大きく異なります。ご自身のケースについて、具体的な内容をしっかりとご確認いただき、ご納得の上で治療を開始します。
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Flow04インプラント手術(一次手術)

作成した治療計画に基づき、いよいよ処置を開始します。「手術」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、麻酔や衛生管理を徹底し、安全に配慮して行いますのでご安心ください。2回に分けて手術する場合、一次手術ではまず歯肉を切開、顎の骨をドリリングした後に、インプラント体を埋め込むことになります。
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Flow05治癒期間

一次手術後は、埋入したインプラントと顎の骨がしっかりと結合するための治癒期間が必要です。この期間は骨の状態などにより個人差がありますが、一般的に3~6ヶ月が目安となります。期間中の見た目が気になる方には、症例に応じて仮歯をお作りすることも可能ですのでご相談ください。
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Flow06インプラント手術(二次手術)

骨との結合が確認できたら、二次手術に移ります。この手術では、埋まっているインプラントの頭部を歯茎の上に出し、人工歯と連結するための土台(アバットメント)を取り付けます。処置後は、アバットメントの周りの歯茎がきれいに治るのを待ちます。この治癒期間の目安は、状態によりますが1週間から6週間ほどです。
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Flow07型取り・人工歯の作製

歯茎の状態が安定したら、最終的な人工歯(被せ物)を作るための精密な型採りをします。その型を利用して、インプラント体に固定するアバットメント(土台)、仮歯、セラミックの作製を行っていきます。
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Flow08装着・メンテナンス

インプラント体に補綴物を固定する際、スクリューで固定する方法、セメントで固定する方法があります。どちらの方法も一長一短ありますので、患者さんのお口の状態を考慮して適した方法を提案させて頂きます。
天然歯の場合に歯周病が生じるように、インプラントの場合はインプラント周囲炎が生じることがあります。インプラント周囲炎が生じると埋入したインプラント体が脱落する可能性が高くなってしまうため、インプラントを健全に長期的に使用するために、定期的なメインテナンスが必須となります。